【写真提供】水戸維新-近代日本はかくして創られた

水戸ど真ん中再生プロジェクト第5弾「M-HISTORY」
ニューヨークの歴史学者マイケル・ソントン博士が、明治維新の原動力となった水戸の歴史を書籍にするというプロジェクトで、我らが稲葉先生が日本語版の監修・校正を担当されるということもあり、私も2018年に行われたクラウドファンディングに参加させていただきました。
計2回のクラウドファンディングは大成功となり、今回めでたくその書籍『水戸維新-近代日本はかくして創られた』が出版されました。

江戸時代初期の徳川光圀公から継承されてきた「水戸の尊皇の心」「水戸学」を軸に、6人の偉人が明治維新までを駆け抜ける内容で、私には若干難解でしたが、コラムも含めて、これまで知らなかった物語があり、水戸の学校に通い、水戸で働く自分自身、これらは知っておかなければならない歴史だと感じました。

そして、その歴史舞台の「現代」を旅する、稲葉先生による巻末付記「水戸歴史紀行」は、さながらNHK大河ドラマの後の歴史紀行コーナーであり、本編の緊張から緩和された読者の心をつかむ見事な構成で、これはある種「一張一弛」の仕掛けではないかと思いました。

この付記「水戸歴史紀行」では、様々な場所に散りばめられた「桜」の存在に注目したいです。
水戸の尊皇の心の象徴は梅ではなく桜にあります。神道とヤマザクラの関係にもありますが、光圀公の桜愛、水戸桜川にはじまり、隅田川の桜、藤田東湖の万朶(ばんだ)の桜、斉昭公の桜山、桜ノ牧、そしてその真髄は京都御所から受け継いだ左近の桜です。もしもこの物語が映像化されたならば、各時代、各場面には水戸の歴史にふさわしい気品ある名桜が映っていることでしょう。
当然趣旨が違いますので、本編で桜は取り上げられていませんが、行間や、背景に浮かび上がる桜の存在を私は感じました。

今回、この素晴らしい書籍に、私が撮影した「弘道館正庁と左近の桜」、「偕楽園好文亭と左近の桜」の2枚を掲載していただきました。名前まで入れていただいて非常に恐縮しておりますが、こんなに光栄なことはありません。稲葉先生、いつもありがとうございます。あまりにも嬉しくて、早速2冊購入して、1冊はこの喜びを分かち合える母にプレゼントしました。

今年の大河ドラマは渋沢栄一ですが、もちろん登場します。水戸人、茨城人必読、名誉挽回の名著、みなさんにおすすめします。

茨城県の桜

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