【桜番付紹介】下大津の桜

令和4年4月2日

『茨城一本桜番付 平成春場所』を紹介していただきました。

樹木医の小松﨑さん、来栖先生をはじめ保存会の皆様、ありがとうございます。

4/2八分咲きとなったようですので今週4/4~見頃が続きます。

かすみがうら市の桜

かすみがうら市の桜の一覧。【かすみがうら市】下大津の桜 - 令和2年3月撮影茨城県かすみがうら市 下大津公民館幹周:4.5m樹齢:約120年指定:市指定天然記念物茨城県で最古級のソメイヨシノ。平成27年にはじめて観てから毎年満開の時期に訪ねています。ソメイヨシノの一本桜として、県内最古木候補であり、市の天然記念物に指定。保存会のみなさんによる日頃の保護活動とお祭りの開催。平成時代最後の目玉として下大津の桜の存在感は特別です。様々な観点から評価を加えて選別した『茨城一本桜番付 平成春場所』(平成31年4月30日付)では、ソメイヨシノとして最上位の「西前頭筆頭」とさせていただきました。令和2年3月、桜が満開の日に雪が降りました。そしてライトアップ。なかなか拝めない光景に朝と夜の二度訪問して撮影しました。下大津小学校が開校した翌年の明治37年(1904年)に、当時の5年生が「樹齢5,6年のソメイヨシノ」を加茂小学校の跡地から担いで運んで移植したという口伝が残っているそうです。土浦市真鍋小学校の桜が明治40年(1907年)の植樹ですから、それよりも古いことになります。また、昭和31年(1956年)の『出島広報』には下大津小学校の記事の中で、「樹齢70余年近在に誇る老樹」の記載があります。後に下大津小学校は道路を挟んだ向かい側に移転します。※下大津小学校は平成28年3月に廃校となり、美並小学校、牛渡小学校、宍倉小学校とともに統合して霞ヶ浦南小学校(かすみがうら市深谷3660-1)になりました。平成26年、積雪の重量により主幹上部の大枝・西側大枝が欠損平成28年、公益財団法人日本花の会による調査を実施平成29年、3月に支柱を設置し天狗巣病及び枯れ枝を切除平成29年、下大津のサクラ保存会が設立される平成30年、4月11日かすみがうら市天然記念物に指定される平成31年1月、下大津の桜保存会の来栖先生、小松﨑樹木医と桜談義をしました。お2人の桜への温かい想いをお聞きすることができましたので、ぜひ下記対談記事をご覧ください。

茨城県の桜

茨城県の桜

常陸国一千三百年の桜史と平成の桜の記録 茨城一本桜番付 平成春場所の発表