【桜随筆001】はじめての一本桜

風景写真を撮り始めたのが平成20年(2008年)9月。はじめて桜を撮影したのが翌年平成21年(2009年)の4月でした。

福島県いわき市小川町に鎮座する諏訪神社の枝垂れ桜。

樹齢は500年以上といわれ、大きく枝を広げた巨樹の存在感に圧倒されました。

このような巨大な枝垂れ桜を目の前で見たのもはじめての経験でした。

車を停めて参道を進むと、階段の上、鳥居の向こうに、闇夜に浮かび上がった巨大な桜が見えました。

この時の感動は忘れません。一気に心を持っていかれました。

それまで桜というと、自分の中では並木名所を想像していました。

生まれ育った茨城県において、桜といえば水戸や土浦の桜川堤や農林さくら通り、牛久シャトーといった名所が浮かびます。また学校の桜並木などもそうです。

一本桜という概念やヤマザクラやエドヒガンザクラといった桜の品種などを意識するようになったのはまだ先で、この諏訪神社の枝垂れ桜についても、目の前の風景にただただ圧倒されるばかりで、一番大きく、そして一番美しく写る構図を探って夢中で撮影したことしか覚えてません。

しかしこれが自分のはじめての一本桜体験です。

厳かな空気の中照らし出された巨大な桜。参道に並べられた竹灯籠の雰囲気が良かったのを覚えています。

茨城県の桜

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