【桜随筆014】いわき市内一本桜番付表

平成22年(2010年)、いわき市内の桜名所全ての撮影を目標としていた中で、桜の情報をインターネット検索する日々が続きました。その中で見つけたのが「福島県1本桜番付表 平成22年春場所(勧進元、桜を愛するアマチュアカメラマンの会)」というものです。それにはあの三春滝桜を東の横綱として、福島県内の一本桜が60本ほど掲載されていました。アマチュアカメラマンならではの視点で「写真うつりの良さ」という基準から格付けされています。

福島県の一本桜。想像していたよりも大きな世界でした。桜を楽しむ上で、一本桜というジャンルがあること。またそれらを追いかけるアマチュアカメラマンが年々増えていること。さすが滝桜がある福島県。滝桜のみならず、とんでもない巨桜、名桜が福島県にはいっぱいあることを知りました。またそれを番付で表現するあたり、趣があって面白い試みだと思いました。

しかしその番付にいわき市の桜は1本しか載ってませんでした。これは悔しい。この時自分は福島県民であると同時にいわき市民であり、ましてやブログいわき百景にて、「PRIDE OF IWAKI いわきの誇り」をスローガンとして風景を撮り集めていました。そして平成22年(2010年)は桜を最大のテーマとして撮影していた中で、この番付の内容、いわき市の桜が1本しか載っていないことがとてもショックでした。

もっといわき市の桜を発信しなければもったいない。まだまだ知られていない桜がいわき市にはある。

いわき市内限定の桜番付があったら、特にいわきの方には興味を持っていただけるんじゃないか。二番煎じ、完全に真似ではあるけれど「いわき市内一本桜番付表」を作ってみたいと考えました。

そして、前年から撮り集めた桜と、当時ブログで交流していたYさんに2ヶ所の桜写真を協力してもらって、合計26本の番付が完成しました。桜のサイズや華やかさ、存在感、知名度や希少価値、歴史観や写真写りなど、様々な基準をもとに吟味しました。

「いわき市内一本桜番付表 平成二十三年春場所」

番付表の発表と同時に、ブログ記事に写真を並べました。その結果、記事へのアクセス数、コメント数で大きな反響を得ました。これはいわきWebアワード2010を戦う上で、ブログいわき百景の強力なコンテンツ、いわゆる目玉記事になると確信しました。


東の横綱に「小川諏訪神社の枝垂れ桜」

樹齢500年以上の風格、華やかさ、ロケーション、知名度、どれをとっても横綱です。

西の横綱に「田人の石割桜」

新田の大山桜と最後まで悩みましたが、いわき市内を北部と南部で大きく分けた際に、両横綱を離して配置したいという思いを優先させました。扇のように広がる枝ぶり、歌碑などの旅情を誘う風情など、石割桜を初めて見た時の感動は特別です。

東の大関に「新田の大山桜」

福島県内1本桜番付表 平成22年春場所にて唯一入っていたいわき市の桜がこちらでした。

西の大関に「下三坂の種蒔き桜」

故郷の原風景。市指定天然記念物。

※当記事掲載の番付は平成23年春場所(改編版)です。

茨城県の桜

常陸国一千年の桜史と平成の桜の記録 茨城一本桜番付 平成春場所の発表