【潮来市】観音寺の小町桜

茨城県潮来市上戸624 観音寺

昭和3年に発行された「老樹銘木誌 茨城縣山林會」に「小町櫻」という記載があります。

それが二代目で、潮来市の観音寺に咲く現在のシダレザクラは三代目だと思われます。 

小町桜は小野小町(おののこまち)が眼病を患い各地を流浪した際、この観音寺に百か日の参籠をし祈願したところ、全快したのでそのお礼にシダレザクラを寄進したという伝承です。

また、観音寺は当初上戸の尾ノ詰(おのづめ)という所にあったそうで、そこの地名は小野小町が住んだ「小野住」が転じたものともいわれています(潮来市ホームページより)


世代を継いで残される伝承の桜。これはとてもすばらしいことです。


平安時代、六歌仙(ろっかせん)に数えられるほどすごい歌人が小野小町です。 六歌仙とは、古今和歌集の序文に記された代表的な歌人のことで、僧正遍昭、在原業平、文屋康秀、喜撰法師、小野小町、大伴黒主の六人です。 ちなみに「櫻川」を詠んだ「紀貫之(きのつらゆき)は三十六歌仙。

まだ若木ですが、茅葺屋根のお堂前に咲く姿が美しいです。

エドヒガンの特徴のひとつ、玉のように膨らんだガク。

老樹銘木誌によると、筑波山にも小町櫻といわれた桜があったようです。そちらについては詳細不明。 


平成27年撮影


茨城県の桜

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