【土浦市】東城寺の枝垂れ桜
令和4年4月撮影
茨城県土浦市 東城寺
筑波四面薬師のひとつ、東城寺。
1200年前に徳一大師がここに薬師如来を奉ったという伝承があります。現在のお堂は火災で焼けてしまったため再建されたものです。
境内には様々なサクラが植えられていますが、中でも見事なシダレザクラに注目です。
歴史ある寺院にシダレザクラが植えられているという事実。ここも大事な事です。
寺院=仏=威信・威光=天蓋=瓔珞=シダレザクラ=彼岸桜
このシダレザクラは、満開時期がソメイヨシノと同じであることから、純粋なエドヒガンザクラではありません。花を見てもそれがわかります。花に紅色要素が無く、おそらくこれはヤマザクラが混じった雑種だと思います。
そうなってくると気になるのが、お隣の山にある「向上庵の枝垂れ桜」です。これが非常に似ています。向上庵の枝垂れ桜は平成23年の台風で倒木し、現在は2代目が植えられています。
令和4年4月撮影
令和4年4月撮影
令和4年4月撮影
枝ぶりもまたエドヒガンザクラとは違っています。表現として間違っているかもしれませんが、見た目はより梅に近い樹観です。
令和4年4月撮影
朝陽を浴びるシダレザクラ。この時間帯の観桜は最も素晴らしいと実感します。
令和4年4月撮影
シダレザクラ隣のソメイヨシノ。
令和4年4月撮影
参道のソメイヨシノ。
令和4年4月撮影
筑波四面薬師
筑波山中禅寺を開山した徳一大師が、中禅寺を守護する目的で、四方に薬師如来像を安置しました。それを筑波四面薬師といいます。
大御堂から右回りで紹介すると
椎尾山薬王院(桜川市)
朝望山東城寺(※創建時は薬師寺)(土浦市)
となります。
参考:まほらにふく風に乗って
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