【古河市】大日堂の糸桜
平成31年3月撮影
茨城県下妻市 大日堂
大正時代に全盛を誇った名桜が「大日堂の糸桜」です。
現在はおそらくその後継樹が植えられています。
平成31年3月撮影
近くにはエドヒガンザクラ(江戸彼岸桜)もあります。
平成31年3月撮影
樹種:糸桜
幹周:2.42m
樹高:18m
樹齢:150年
所在:猿島郡八俣村大字東山田字南坪
所有者:真言宗大日堂
由緒:當寺は元和元年の創建である。此の桜は現区長の先祖(四代前)が植栽奉納したもの由。枝葉よく繁茂し、樹勢旺盛であるから、まだまだ太くなるであろう。
『茨城縣巨樹老木誌 下巻』(関右馬允・昭和15年)
平成30年7月撮影
大正末期もしくは昭和初期に撮影された関右馬允さんの写真を元に調査訪問しました。
この写真のあたりが当時糸桜があった場所ですが、この切株は細いので違うようです。
道路のあたりかもしれません。
平成30年7月撮影
平成30年7月撮影
お堂は昭和58年に修復されたようです。
平成30年7月撮影
残念ながら当時の桜はありませんでしたが、境内(現在は公民館の敷地)にシダレザクラの若木がありました。
平成30年7月撮影
当時の写真に桜と一緒に写っている世話係の方のお名前と、このシダレザクラを寄贈した方の苗字が一緒だったので、もしやと思い周辺で聞き込みしました。
その結果、このシダレザクラは、当時の桜の代継ぎ樹と判明しました。
寄贈された方のお宅を教えていただきましたが、そちらはあいにくご不在でした。
平成30年7月撮影
平成30年7月撮影
公民館の裏手には香取大神宮がありました。
平成30年7月撮影
香取大神宮の裏手にもう一本シダレザクラが植えられていました。予備としての植樹でしょうか。
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