【日立市】日立鉱山跡の大島桜

平成30年4月撮影

写真提供:安齋智宏さん(日立市) 

茨城県日立市


日立鉱山の煙害対策で大煙突周辺に植えられた大島桜(オオシマザクラ)は320万本ともいわれています。 

そのオオシマザクラの苗木に接ぎ木して増やされた染井吉野(ソメイヨシノ)が、戦後になって日立平和通りとかみね公園に植樹されました。

このオオシマザクラ群はさくらの街日立が誕生する原点ともいえるでしょう。


入四軒村の代表人が日立鉱山側と根気強く交渉して大煙突建設に至るまでを描いた小説『ある町の高い煙突』(昭和53年・新田次郎)が有名です。この物語はほぼノンフィクションともいえる内容です。

2019年には映画化されましたが、『茨城懸巨樹老木誌 上下巻』(昭和11年・昭和15年)の著者、関右馬之允先生が主人公のモデルであることはあまり知られていません。

平成30年4月撮影

平成30年4月撮影

大煙突は平成5年に倒壊してしまいました。現在残っている煙突の長さは全体の3分の1です。

平成30年4月撮影

平成31年4月撮影

『ある町の高い煙突』(新田次郎) を読んで 

日立鉱山の煙害がこんなにも酷かったのかと驚きました。事実に近い内容なのでしょう。 

『茨城県巨樹老木誌』の著者、関右馬允さんがモデルの主役関根三郎と大煙突の物語。 

ストーリー上、大島桜を出すとややこしくなるからか、一言も桜には触れず。そこだけ残念。 

でも物語としては素晴らしく、被害者側も加害者側も「勇気と忍耐」があったのですね。感動しました。 

そして令和元年に公開された映画「ある町の高い煙突」

こちらでは〇〇〇で見事な日立市の桜が、、、、(感動)

平成31年4月撮影

令和2年4月撮影

令和2年4月撮影

令和3年4月17日撮影


唯一無二、異色の遠山桜風景。

320万本! 日立鉱山の煙害対策で植樹された320万本のオオシマザクラ。

満開時期は山一面が真っ白になります。 

令和3年4月17日にリニューアルオープンした日立シビックセンター科学館サクリエの「たんきゅうガレージ」というコーナーに、写真を提供いたしました。 

当時大量にあったオオシマザクラを台木にして、接ぎ木で増やされたソメイヨシノが、現在日立市内各所に咲き誇っているソメイヨシノです。日立市には歴史あるヤマザクラもたくさんありますが、桜の街日立としての原点は、このオオシマザクラ群にあるでしょう。この風景は、全国に類を見ない唯一無二の絶景です。 日立大煙突と関右馬允(せきうまのじょう)さんの物語にはじまり、現在のかみね公園、平和通りの桜につながっています。 日立市の玄関口である日立駅に隣接し、シンボルでもあるシビックセンターに、今回そのオオシマザクラの写真を提供できたことは、大変ありがたいことです。


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