【日立市】二十三夜尊の桜

平成26年4月撮影

茨城県日立市


県道十王里美線に咲く巨大なヤマザクラ。桜の傍には二十三夜塔が建っています。

二十三夜講というのをご存知でしょうか。 庚申講と似てますが、月齢二十三日の日を忌みの日として、月の出を待って家族が現れた月を拝む行事です。 

月待ちの講と呼ばれていまして、家族で遅くまで起きて集まることで絆を深めあったのだそうです。

講とは? 同じ目的の者が集まる組織のこと。 

この月待ち信仰には他に、十三夜講、十九夜講、二十六夜講などがあるそうで、月齢に関係しているようです。 
また講によってそれぞれ本尊仏が変わります。 二十三夜講は勢至菩薩。 
桜のそばには庚申の石碑もありました。 
このような石仏は庶民信仰の代表的なもので、他に道祖神や馬頭観音、お地蔵様などが道端に奉られていることがあります。 

平成26年4月撮影

県道を車で走っていると、こんな感じで大きな桜が現れます。

平成26年4月撮影

平成26年4月撮影

平成26年4月撮影

平成26年4月撮影

幹の分かれ目には宿り木が確認できます。

平成26年4月撮影

平成26年4月撮影

背景のヤマザクラも美しいです。

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