【水戸市】河和田の糸桜

平成30年3月撮影

茨城県水戸市 報仏寺

樹齢100年

市指定保存樹木 

別名:報仏寺の枝垂れ桜


1218年に親鸞(しんらん)の弟子である唯円(ゆいえん)が開山した由緒あるお寺。 

はじめは別の場所で、1689年水戸光圀公によって現在地に移されたとありました。 

ここは南北朝時代にはお城でした。 河和田城は現在の河和田小学校や中城幼稚園あたりが本丸だったそうで、報仏寺は大手門付近にあたります。城域はかなり広かったようで、平城でこれだけの規模のものが市街地に近い場所で残っているのは貴重だということです。

平成30年3月撮影

目に飛び込んできたのは巨大で美しい姿でした。 昔はシダレザクラのことを「糸桜」といったそうで、この桜は現在もそう呼ばれています。

茨城県内一本桜の次世代を担うであろう、すばらしい樹勢と美しさがあると思いました。 支柱なども必要なく、まさにこれからの100年が全盛期といった感じです。

平成26年4月撮影

まわりは森に囲まれてますので、遅い朝の光が桜を照らしはじめました。 

と同時に三人のおばちゃんが境内のお掃除にやってきて、糸桜を見上げてはその美しさにため息をつく姿が印象的でした。

平成26年4月撮影

平成26年4月撮影

平成30年3月撮影

写真提供:坂野しげ子(小美玉市)

地面すれすれまでしだれています。

平成26年4月撮影

令和2年3月撮影

写真提供:坂野しげ子(小美玉市)

令和2年3月撮影 

写真提供:坂野しげ子(小美玉市)

令和2年3月撮影 写真提供:坂野しげ子(小美玉市)

令和2年3月撮影 

写真提供:坂野しげ子(小美玉市)

こちらは墓地側のソメイヨシノ。


報仏寺の起源といわれる唯円道場跡の桜は別記事で掲載しています。

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