【水戸市】偕楽園桜山
平成24年4月撮影
茨城県水戸市 偕楽園桜山
水戸市内最大級の花見名所。
桜山は江戸時代、徳川斉昭公によって造成されました。
偕楽園は梅の本園(好文亭)と桜の桜山(一遊亭)が対になっています。
これは、梅=儒教、桜(山桜)=神道 という植え分けであり
桜梅一対の考え方からきているそうです。(参考文献:水戸桜川千本桜プロジェクトHP)
本園の吐玉泉、桜山の玉龍泉と、これも一対。
偕楽園は梅園、桜山、そして千波湖という壮大な景観が計算されて構成されています。
現在の桜山の桜は大半がソメイヨシノですが、当初はヤマザクラでした。
これは、桜山造成時はソメイヨシノが流通していない時代ということもあるでしょうが、やはりヤマザクラでなければ意味がなかったということがあると思います。
桜山の東側に小高い小さな丘「丸山」がありますが、そこは昔から「糸桜(シダレザクラ)」が植えられており、水戸黄門格さんのモデルになった安積澹泊(あさかたんぱく)が設定した『神崎八景』 では「丸山早桜」として、シダレザクラの風景が選ばれています。
幕末、徳川斉昭公に献上された「好文亭四季模様之図」を見てもそのことがわかります。
平成24年4月撮影
平成30年4月撮影
桜山で最も太いヤマザクラ。
平成30年4月撮影
桜山には現在もヤマザクラが一部残っています。ぜひ探してみてください。
平成30年3月撮影
写真提供:坂野しげ子(小美玉市)
偕楽園好文亭方面を見る。
平成30年3月撮影
写真提供:坂野しげ子(小美玉市)
平成31年4月撮影
平成31年4月撮影
平成31年4月撮影
平成30年4月撮影
お花見名所として有名です。
令和2年4月撮影
写真提供:冨山幸治さん(龍ケ崎市)
偕楽園本園の吐玉泉と対をなす存在の玉龍泉。
令和2年4月撮影
写真提供:冨山幸治さん(龍ケ崎市)
花筏(はないかだ)が美しいです。
0コメント