【常陸太田市】上宮分校跡の桜
平成28年4月撮影
茨城県常陸太田市 金砂の湯
現在の金砂の湯がある場所は、すぐ近くのお寺菊蓮寺境内にあった分校が移転された「上宮分校」でした。
菊蓮寺ご住職によりますと、金砂の湯に咲くエドヒガンとエドヒガンシダレザクラの古木は、その移転した100年前に植えられたもので間違いはないようですが、それが「菊蓮寺の糸桜」の実生かどうかは断言ができないとのこと。
菊蓮寺の糸桜について詳しくは別記事を参照ください。
ただ「すごく似ているんですよ」とご住職。 普通に考えればあれだけの名桜です、実生を植樹したと考えるのが妥当でしょう。 現在の上宮分校跡に咲く桜の品種が、ヤマザクラでもソメイヨシノでもなく、エドヒガンシダレザクラが植えられているということがそのことを物語っているように思います。
現在菊蓮寺に咲く桜の大半はソメイヨシノですが、一部シダレザクラがあります。
これは、逆に現在の金砂の湯「上宮分校跡のシダレザクラ」の実生とのこと。
もし当時、菊蓮寺の糸桜の実生が上宮分校に植えられたならば、現在お寺に咲くシダレザクラは孫にあたることになります。
上宮分校跡のシダレザクラから実生をもらって菊蓮寺に植えられたのはご住職のお母様だそうです。
ご住職としても、昔分校が移転する際に実生を分けたからそれが帰ってきた、いわゆるそういう流れが自然な話ではあると想像はできますねとおっしゃっていました。
平成30年2月撮影
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