【常陸太田市】常寂光寺の枝垂れ桜
平成30年3月撮影
茨城県常陸太田市 常寂光寺
【常寂光寺の糸櫻】
久慈郡金砂郷村大字中利員 常寂光寺境内 樹齢250年、幹周18尺、樹高4間 水戸義公此地通過ノ際手植セシモノナリト云フ 『老樹銘木誌』(茨城縣山林會・昭和3年)
【常寂光寺の糸櫻】
「糸櫻」と云って有名である。著者が此の寺院を訪ねた時「開山三百年」と云われたので、老櫻の樹齢と矛盾して居るのに不審を抱いたが、だんだん調べると此寺はずっと古くから在ったのを光圀公が改宗して(日蓮宗)に改めたのが判明した。口碑もないが四百年代の古木たる事は歴然として居る。此の北方六キロ上宮河内の菊蓮寺の糸櫻と、久昌寺の糸櫻と、此の糸櫻とは種類も樹齢も同一で、且つ共に光圀公に縁故あるより見れば文献でも現はれると、面白い事が鮮明される事と思ふ
『茨城縣巨樹老木誌・上巻』(関右馬允・昭和11年)
上記2つの文献にも記載されている「常寂光寺の糸桜」
残念ながらその糸桜は枯れてしまったそうですが、同じ場所に2代目が植えられており、立派に成長していました。
ご住職によると光圀公お手植えの糸桜の後継樹とのこと。
関右馬允先生も触れておりますが、菊蓮寺の糸桜、久昌寺の糸桜となにかしら関連がありそうです。
※糸桜とはシダレザクラの別称
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