【那珂市】阿弥陀寺の枝垂れ桜
平成30年3月撮影
茨城県那珂市 阿弥陀寺
鐘楼との組み合わせは至高の情景。
阿弥陀寺は親鸞の弟子(二十四輩)のひとり、定信が建保5年(1217年)に開いた名刹。
日乗上人日記に元禄11年光圀公訪問の記述があるそうで、この桜は光圀公お手植えと伝わっています。
幹周りから推測すると2代目でしょうか。
茨城県の名桜を巡ってみると、桜を植え分けしてきた歴史が見えてきます。
まずはこのような神社仏閣に植えられる木というものは、しっかりとした意味をもって植えられています。どこもかしこもソメイヨシノという時代は明治以降のもので、昔は神社にはヤマザクラ、寺院にはシダレザクラ(彼岸桜)が植えられてきました。
これは宗教をしっかり分けて捉えていきましょうという、神仏分離の考え方が反映されているものと思います。
水戸をはじめ、潮来や常陸太田、大子など各地に徳川光圀公お手植え桜の伝承が残っていますが、ヤマザクラを敬愛した光圀公も、寺院にはシダレザクラを寄贈しており、これは偶然ではなく、宗教による植え分けの意図があったことは明らかでしょう。
山桜=神道(コノハナノサクヤヒメ)=神社
彼岸桜(シダレザクラ)=仏教=寺院
平成30年3月撮影
圧倒的存在感を誇る全盛期のシダレザクラ。
令和2年3月撮影
令和2年3月撮影
令和2年3月撮影
令和2年3月撮影
令和2年3月撮影
令和2年3月撮影
平成30年3月撮影
平成30年3月撮影
平成30年3月撮影
平成30年3月撮影
平成28年3月撮影
平成28年3月撮影
平成26年3月撮影
平成26年3月撮影
平成25年3月撮影
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