【令和二年あけましておめでとうございます】
令和二年元旦撮影
茨城県筑西市 母子島遊水地
あけましておめでとうございます。
本年は完成した『茨城一本桜番付 平成春場所』を元に、県内各地で講演活動に力を入れてまいります。テーマは「未来に贈る誇りの情景」です。文化継承の断絶が進む現代。まずは茨城人の皆様に、誇りある茨城県の桜の情景とその歴史を知っていただきたいと思います。
令和元年大晦日撮影
茨城県下妻市
平成31年、令和元年の最終日には富士山を拝むことができました。
昨年は富士山信仰とヤマザクラの関係性を追求するため、県内各地の富士神社、浅間神社、木花之開耶姫(コノハナノサクヤヒメ)を祀る神社、子安観音、富士塚、浅間塚を調査してまわりました。
富士山のご祭神は木花之開耶姫(コノハナノサクヤヒメ)、桜の女神です。子安様、子安観音としても有名です。一説にはコノハナノ「サクラ」ヒメとしてさくらの語源ではないかともいわれています。江戸時代から流行した「富士講」や「子安講」といった地域信仰。そしてそういった信仰とヤマザクラの植樹。これらの関係を探っています。
令和元年12月撮影
かすみがうら市の樹木医、小松﨑先生から上記写真をいただきました。
番付を拡大して額に入れてくださってます。ありがとうございます。
昨年は下大津のサクラ保存会に加入しました。下大津のサクラは、平成30年に市の天然記念物に指定されましたが、これは保存会の皆さんの長年に渡る活動の尽力あってのことです。
小松﨑先生にはお世話になりっぱなしです。桜番付と常磐百景の活動を広めてくださってまして、日々感謝しています。
令和二年元旦撮影
茨城県筑西市 母子島遊水地
池に逆さ筑波山が映る「ダブルダイヤモンド筑波」で知られる母子島遊水地。
毎年初日の出はここでと決めています。
今から約1300年前の「常陸国風土記」に、当時の人々が筑波山で花見をしているという記述があることから、「日本最古の民間人の花見の記録」として、常磐百景では筑波山から茨城県の桜史がはじまったとしています。
気温はマイナス2度でしたが、たくさんの人が池の周りを囲んで、令和初のご来光を待ちました。
令和二年元旦撮影
茨城県桜川市 磯部櫻川公園
初詣は櫻川磯部稲村神社です。
名勝桜川のサクラは、新年のご来光を浴びて輝いていました。
令和二年元旦撮影
茨城県下妻市 大宝八幡宮
2社目の初詣は大宝八幡宮です。
末社 浅間神社(木花之開耶姫)に参拝。
大宝八幡宮では御朱印をいただきました。
おみくじは末吉でした。
令和二年元旦撮影
茨城県下妻市
大宝八幡宮からの帰り道、紫峰筑波連山の美しさに息をのみます。
低山だからこそのヤマザクラ風景。
人々の暮らしの身近にあるヤマザクラ。そして山岳信仰との関係。
この連山の先にある名勝桜川。
本年も茨城県の桜を追求していきたいと思います。
『茨城一本桜番付 平成春場所 彰往考来』の 「PDF版無料ダウンロードURL」を
令和2年2月22日(大安)に公開します。
ダウンロード付録として『偕楽園桜型録(カタログ)』や『茨城県の桜並木型録(カタログ)』を準備していますのでご期待ください。
常磐百景 坂野秀司
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