【石岡市】加波山神社の天狗しだれ桜
令和2年4月撮影
茨城県石岡市 加波山神社
標高709mの加波山山頂に鎮座する加波山神社。
境内に樹齢300年以上といわれるエドヒガンシダレザクラがあります。
加波山神社の歴史は古く、日本武尊(ヤマトタケル)が東征の際に加波山に登って三神を祀り加波山天中宮が創建されたと伝わる2000年の歴史があります。延暦20年(800年)坂上田村麿の東征の際にも戦勝を祈願し、大同元年(806年)に社殿を寄進しました。
江戸時代には加波山大権現と称し、別当寺院が三社を支配するようになり、山伏・修験者の真言密教加波山三光流の道場・霊場として栄えました。 当初、神社にシダレザクラというのが不思議でしたが、修験道による霊場だった江戸時代にシダレザクラが植えられたと考えれば納得です。
水戸徳川家の崇敬も厚く、水戸藩の領内では特に強く信仰されてきました。毎年9月には、巨大きせるを加波山山頂まで担いで登る「きせる祭」が行われることでも有名です。
この桜の存在は令和になってから知りました。よって『茨城一本桜番付 平成春場所』には掲載しておりません。標高があることから開花時期予測が非常に難しい桜でしたが、桜川日本花の会S様にご協力いただきまして、無事満開風景を観ることができました。ありがとうございました。
このような標高があって神秘的な場所に、これだけ巨大なシダレザクラという光景は、茨城県では他に類を見ないものです。妖艶な姿に圧倒されました。
令和2年4月撮影
天狗しだれ桜という石柱が建てられています。
令和2年4月撮影
令和2年4月撮影
幹には宿り木も確認できます。
令和2年4月撮影
令和2年4月撮影
令和2年4月撮影
令和2年4月撮影
令和2年4月撮影
令和2年4月撮影
令和2年4月撮影
令和2年4月撮影
中腹からの展望。霞ヶ浦が見えます。
令和2年4月撮影
下山して撮影した加波山。
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