【かすみがうら市】新治井の山桜

令和2年4月撮影

茨城県かすみがうら市


背景に筑波山、広大な水田地帯の真ん中に咲くヤマザクラの古木。

この桜がある場所は「新治の井」といわれており、日本武尊(ヤマトタケル)が東征の際にこの地に至り、比奈良珠命(ヒナラスノミコト)が新たに井戸を掘って、その水をヤマトタケルが喜んで飲まれたという伝説があります。

毎年10月28日に行われる新治神社(ご祭神に比奈良珠命)の祭礼の時に、ここの石碑にしめ縄を張って祀るという。

これはこの地が「新治郡」となったゆかりのお話かもしれません。

この桜は寄木(寄せ植えの合体樹)です。

そのため年によっては全体が一斉に満開とならないようで、上記写真のような風景となりました。

中には大島桜(オオシマザクラ)も確認できました。


※『常陸国風土記』には、新治国造祖として比奈良珠命(ヒナラスノミコト)が見え、『国造本紀』には比奈羅布命が国造としたとある。後の新治郡の長官である大領も、新治国造の系譜を引く新治直一族が世襲したものと考えられている。古代新治国は現在の笠間市、桜川市、筑西市にまたがるエリアであり、上記『常陸国風土記』に記された場所はそちらの事だとするのが『新編常陸国誌』です。

※参考文献『千代田村の民俗』(昭和57年・千代田村教育委員会)


新治の井と新治神社について詳しくは茨城見聞録さんの記事を参照ください。


令和2年4月撮影

令和2年4月撮影

令和2年4月撮影

令和2年4月撮影


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